ウエスティー、味な店、ハーレー日記

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2012年 01月 07日

ちょっと旧車の話し

みんなのローライダー画像は随時募集してます。
車種はショベル、エボ、ツインカムのローライダー。FX,FXD,FXDX,FXRのFX系のリアショックが2本ショックのハーレーで!

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さてさてちょっと旧車の話しをしましょう。

レストアとは何ぞや??

事故や損耗が理由の通常の修理や整備ではなく、製造時期から年数がある程度経ったビンテージモデルなどを、復活、あるいは「保存」する事を目的に、修復や復元する事を指す。
通常、対象物の製造から年数が経っているため、新品部品の入手が困難であったり、対象物そのものの新品時の状態がどういう物であったのかといった情報を得るのに苦労するケースが多い。
産業遺産的な意味を重視し、オリジナル部品を極力生かした修復方法を採る場合と、動かす事を優先し、レプリカやリ・プロダクション(再生産、復刻)などのノン・オリジナル部品を多用する(エンジンスワップなどを行う場合もある)場合とがある。オリジナル部品を使用する場合は、大抵の場合、より多くの資金と時間を要することになる。
1台のレストアのため、複数の部品取りを要する(ニコイチ)場合もある。
作業スペースの確保、部品集め、整備書や解説書、カタログなどの資料収集など、多くの資金と、構造や考証に関する知識が要求されることから「リッチな大人の趣味」と言われている。
自動車やオートバイに関しては、車両のレストアや、レストアされた車両を専門に扱う店もある。
英単語での名詞形はレストレーション(Restoration)で、日本語話者以外との会話や手紙で使用する場合は使い分けが必要。


ここにも示してる通り、ハーレーの旧車のレストアも大きく分けて2種類のやり方が有り

前者の

産業遺産的な意味を重視し、オリジナル部品を極力生かした修復方法を採る場合

後者の

動かす事を優先し、レプリカやリ・プロダクション(再生産、復刻)などのノン・オリジナル部品を多用する場合


アメリカのレストアは、どっちかと言うと純正、社外を問わずにメッキ、メッキしたピカピカなレストアが主流ですね。

私も同じく例えばボルトが錆びてたら、ホーマックでユニクロのボルトを買って来てピカピカなハーレーにすればイイ!

と思ってましたが、私の仲間のナッコー滝沢のナックルを2台見て、前者の意味が何となく分かって来た今日この頃。

以前までハーレーは新しく、速ければ良いでしょと思ってたので旧車ハーレーには、まったく興味が有りませんでしたが、ヤレ、味わいが分かる42才の私の解説で1938ナックルを紹介させていただきます。

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まずは車両の1938ナックルです。74年前のハーレー。この時代は前後18インチの時代です。ナックルは大まかに分けて4種類有ります。と行きたい所ですが話しが長くなりますんで次へ。

まず大前提が1938年製のフレーム、エンジン、ミッション、スプリンガーフォーク、タンク、メーター、etc…………が1938年製で構成されてるのが理想ですね。

全てがオリジナルだとオリジナルの度合いの高さと値段の高さも比例しますんで、自分の予算とこことここはオリジナルじゃなきゃとのハッキリした考えを持って購入して下さい。

バイクの顔と言えばタンクとメーター!

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タンクも純正で同じ年式じゃないと意味が有りません!このタンクは年式マッチんグOK !

外装の塗装はリペイントですが、ピカピカしてない2012年に存在する1938年のヤレが、たまらなく良い感じ!!

リペイントして1年たってませんが、新しいのにヤレ塗装!?ステキな塗装屋さんです!!

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1938純正メーターです!

これは純正のリビルド品(側をいじらずに、中身の可動部分部品を入れ替える。メーターが動かなくなったりしたら治す。)です。

純正は必ずハーレーマークが入ってます。年数が立つとメーターの中はボロボロになってトリップメーターの数字も見えない物も有りますが、それがメーターが動いてた(生きてきた)証しだと思うので、壊れたら→リビルド

壊れたら→社外じゃ意味が有りません。社外→社外も同じく。

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メーター板を止めてるリベットも同じ形の同じ数!!

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この左側のレバーは何??

フロントブレーキレバーです。自転車世代のときからフロントブレーキは右の私たちには戸惑うかも知れませんが、慣れたら大丈夫だよ!が本人談。

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スプリンガーフォークのアンダーブラケットと
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スプリンガーフォークのスプリングも

パーカーライジング処理(亜鉛メッキの一種)です。

ここはメッキじゃないのと思うかも知れませんが、この時代のココの部分はメッキじゃ有りませんでした。

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ヴィンテージプラグにキャップ無しのプラグコード。

雨の日はエンジンがかかりません…………

現行のプラグとプラグコードに取り替えて、使い勝手を良くしてる方も居るのですが、使い勝手が良いバイクにするんじゃなく、極力当時のままのスタイルで乗るのが拘りですね。

使い勝手が良いなら新しいハーレーが良いですもの!(笑


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プッシュロッドカバーのサビも74年前のハーレーだから、あってもしょうがない!!

こうした意味あいも含めて全体のバランスが大事で、一つ一つのパーツが経年変化でやれてマッチングしてれば最高です!

一つだけメッキをかけたら一つだけピカピカになって浮いてしまうんで、全てをメッキにしないと全体像のバランスが悪くなるのと一緒です。

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そうゆう意味でこのハーレーは、アレが付いてる、コレが付いてると思うよりもパッと見て立ち姿がイイね!!と自然に思える1台です。

レストアとは??

私の考えでは、オリジナル部品を使い当時の物に戻す 復元、復刻ですね。


最後にメッキとかピカピカを否定してる訳では有りませんの。あくまで私個人の価値観ですので、こうゆう考え方も有るんだ程度で見て下さい。


ナッコー滝沢に紹介された HP 48パンヘッドの焦げたパンヘッドも歴史を感じる1台ですので見て下さい

こげパンはココ
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旧式河童堂 


私もなるほどと思いました!

by mmh-kurara | 2012-01-07 18:05 | ハーレー


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