ウエスティー、味な店、ハーレー日記

バルブスプリング OH チェック！

さてさて
今回は腰上オーバーホールのバルブスプリングが、再使用できるかを計測しましょう！



こちらは９４ファットボーイ のバルブスプリング

走行４９７３３キロ

サービスマニュアルの規定値です。
アウタースプリングはダブルスプリングの外側
インナースプリングはダブルスプリングの内側
自由長はスプリングがフリーの状態の時
クローズはバルブが閉じた状態のスプリングレート
オープンはバルブが開いた状態のスプリングレート


同じく１２００Sのスプリングもチェックします！

こちらも４６０６３キロ

同じくマニュアルの規定値を

アウタースプリングの自由長の測定

インナースプリングの自由長の測定

アウタースプリングのオープン時のスプリングレートの測定

結果は
ファットボーイ のスプリングが自由長の規定からちょっと長かったですが問題無し！
スプリングレートもバラツキが無く
ファットボーイも１２００Sのバルブスプリングも再使用OKです！

つづく

０３ 最終 1200Ｓ シリンダー組込

さてさて

まずはカーボンだらけのシリンダーヘッドを

カーボン落としました！

スポーツスター 用 S&S１２５０ccキットの

ピストンリングの合い口スキマ調整を行います。
ピストンを使ってリングを入れます



合い口スキマをシックネスゲージで測ります




合い口スキマが規定値より小さいものが有りましたので
ピストンリンググラインダーで削って

規定値に合わせます。


リングの角も面取りしましょう！

ピストンにリングを組んで

カムカバーのシールも新品に交換

カムカバー取り付け

ピストンを取り付けて

シリンダーも組み付け！

シリンダー取り付け完了！

シリンダーヘッドも近々加工の旅に出しましょう！


つづく

９４ FAT BOY カム周りを組もう！

さてさて

去年末にバラしたファットボーイ のシリンダーヘッドです
カーボンだらけのシリンダーヘッドを

キレイにカーボンを落として
新品バルブ、バルブガイド、オーバーサイズピストンが入荷しましたので
これから加工の旅へ！

こんな感じです

インテークバルブ
左　新品キブルホワイト バルブ 右　純正バルブ
左のバルブの傘が薄いのが分かりますね。
混合気が燃焼室に多く入るのが分かりますね。　　　

エキゾーストバルブ



カム周りを作業しましょう！

クランクの振れは規定値以内でした

ブリーザーバルブのガタも問題無し

カムカバーガスケットも交換ですのでガスケットの厚みに合わせたシム調整を行います

シックネスゲージでサイドプレイを確認



カムベアリングを

抜いて

新しいベアリングを

打ち込み！

カムカバーのシールも交換

カムカバーを組み立てましょう！

タペットホールからカムのサイドプレイを測って
バッチリOK！

タペットガイドを組んで

カム周り完成！

ポイントカバー等々のビスも新品に交換です！


加工が上がってくるまでは保管で



つづく

S&S1250cc Conversion Kit for Sportster

S&Sビッグボアシリンダーです！

クロスハッチがたまりませんね〜！

左が純正１２００
右がS&S１２５０


ピストン素材には純正キャストからS&Sは鍛造アルミに。スカートの形状を見直すことで、
メカニカルノイズを抑え、エンジンの寿命を延ばします。







S&Sの刻印がたまりませんね！

つづく

０３ 最終 1200Ｓ エンジンバラシ

さてさて

早速エンジンをバラしましょう！

キャブ周りをバラして

リアシリンダーベースからオイル漏れ

マニホールドにも滲み

淡々とバラして

シリンダーヘッドをはぐります。

さ〜てシリンダー内壁は？

フロントシリンダー........

リアシリンダー........
前後シリンダー要ボーリングですね。





腰上全バラシです




ヘッドのバルブ周りのチェック
前後方向にガタあり

バルブステム

バルブシートの当たり

排気ポート内にもオイル下がりの痕がありましたので
バルブ周りも含めてオーバーホールしたいですね。

２０年選手の４６０６３キロ
開けるタイミングとしては良かったんじゃないでしょうか
キッチリ直して１０年２０年現役で走っていただきましょう！
つづく